撮影日:2025年11月15日 11時24分
カメラ:メーカ=Panasonic モデル=HC-WX990M

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名古屋鉄道モ800形電車 
 昭和10年、名古屋鉄道の前身、名岐鉄道に10両納入されたデボ800形です。
 昭和初期、日車は関東、関西の各私鉄に名車と評される様々な高速電車を納入し、各地の交通網の充実に一役買いました。このモ800形もその一つで、名車の中京版とでも言えるでしょう。
 登場当時は、クロスシートを備え、名古屋-岐阜間の特急用として俊足を誇りました。戦後は本線から支線まで名鉄各線にわたって活躍しましたが、平成8年4月、同族の最後となったモ811
号は遂に引退の時を迎えました。昭和の時代を生き延びたこのモ811号を、昭和初期の鉄道車両技術の証人として、昭和30~40年代の壮年期を再現しここに保存展示することにしました。
モ811主要諸元
製造年 1935年(昭和10年)
形式 モ800形
記号番号 モ811 (新造時デボ804)
最大寸法 長さ 18,354mm
  2,740mm
屋根高さ   3,693mm
定員 120人
自重 38.0トン
台車 日車D18形(新造時 D16形)
主電動機 直流直巻式 150馬力 × 4台
    (新造時 125馬力 × 4台)
制御方式 カム軸式複式抵抗制御

(看板より)

なお、モ811形は、
平成21年(2009年)に、経済産業省の、
27.森林資源と伝統技術を基盤として多分野に発展した東海地方の木材加工業の歩みを物語る近代化産業遺産に選ばれました。
「豊川市 愛知県の木製鉄道車両関連遺産 日本車輌製造㈱豊川製作所メモリアル車両広場の車両名古屋鉄道モ800形電車(日本車輌製造㈱製)」

経済産業省:近代化産業遺産内の、
平成20年度「近代化産業遺産群続 33」(PDF形式:8,349KB):p100に載っています。

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