昭和36(1961)年、イタリアの展望特急「セッテベロ」を参考に、日本初の、運転席を2階に上げて前面展望を望めるようにした車両です。
7000系(または7500系)は「パノラマカー」という愛称で、前面展望と「ミュージックホーン」を装備した、特急から普通まで運用のできる、名鉄のほぼ全線で見られることの出来た、名鉄ではおなじみの車両でしたが、老朽化と省エネが原因による、新型車両への置き換えにより廃車が始まり、平成21(2009)年8月30日、最後まで残っていた一編成が廃止されました。
現在、静態保存されているパノラマカーを見ることが出来るのは、岡崎市にある、名鉄の「舞木検査場」と、豊明市の「中京競馬場」の2箇所ですが、舞木検査場のパノラマカーは、イベント時でないと、滅多に見学することが出来ません。一方、中京競馬場のパノラマカーは、競馬が開催される時以外にも、競馬場内に入ることが出来れば、いつでも、車内を含めて見学することが出来る他、土日には運転席の公開、さらには、競馬が開催されていない土日には、運転席から「ミュージックホーン」を鳴らすことが出来ます。
INDEX
- 中京競馬場「パノラマステーション」(7027、7092、7028)
車内が公開されているほか、運転席に上がってミュージックホーンを鳴らすことが出来ます。 - 舞木検査場(7001、7002)
7001のほうが、登場時の姿に戻されています。 - パノラマカー・アラカルト
運用当時の写真やビデオ、仲間たちを紹介しています。
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