最終更新日:2019年10月24日
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松尾芭蕉の句碑
『木の下に汁も膾(なます)も左久良(さくら)哉(かな) 芭蕉』
この句は元禄3年(1690)3月2日、伊賀上野の、風麦亭(ふうばくてい)で、服部土芳、小川風麦たちと興行した、八吟四十句の発句ですが、
「桜の木の下で花見をしていると、そこに花びらが落ち着く間もなく散ってきて、おかげで汁椀といわずナマスといわず、何もかもが花びらで一杯になってしまう。なんと豊かな花の一日であろうか。」という意味です。
ただ、この句は、岡崎市伊賀町ではなく、伊賀上野(三重県)の風麦亭で歌われた句なので、岡崎とは全く関係がありません…。
また、現在は桜の名所100選にも選ばれている岡崎公園ですが、この句碑は明治13年(1880)3月の建立なので、この当時は岡崎公園は桜の名所だったのかどうか不明です…。(この句の碑も、あちこちにあるみたいです…。)
ちなみに、この石碑の書は、内田不賢(岡崎の書家で、さまざまな三河の石碑の書を書いている)という方が書きました。
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