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【煙室内部】
②主蒸気管・・・ボイラーの中の水が蒸発して蒸気になり、蒸気溜の中に溜まりますが、蒸気溜の中にある加減弁を開くと、蒸気溜の蒸気が過熱管に送られさらに過熱され、主蒸気管の中を通り、シリンダーへと送られます。
③吐出管・・・シリンダーからの吐出蒸気は③吐出管から吐き出されます。
(吐出管の中を見てみました。なんか、昭和時代の空き缶がありますね・・・。いつ放り込まれたのでしょうね??)
④ペチコート・・・石炭を燃やした煙と吐出管からの水蒸気は、一緒に④ペチコートから煙突へ抜けていきます。※機関車によっては、ペチコートの下に火の粉よけのネットが被されたものもありますが、すぐ詰まるなどしたため、外されることも多かったみたいです。
⑤通風器・・・走行中は③吐出管から蒸気が出るため、石炭を燃やした燃焼ガス(煙)は③吐出管からの蒸気とともに真上の④ペチコートから煙突へ吐き出されます。しかし、停車中や絶気運転中の場合は、③吐出管からの蒸気は出ないため、煙が滞ってしまいます。そこで、蒸気分配箱から、③吐出管の先に付いている⑤通風器へ蒸気を送り真上へ噴き出し、真空状態を作り、煙を真上に排出しやすくするようになっています。
⑥固定反射板/⑦可動反射板・・・燃焼ガスは上へと流れる性質があるため、反射板を使って、燃焼ガスをボイラー内の下へ下へとまんべんなく流れるようにします。反射板は上部の固定と下部の可動に分かれていて、下部の可動反射板を⑧反射板ハンドルにより動かすことにより、燃焼ガスの動きを調整します。


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