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【水面計】
①水面計・・・ボイラー内の水位を確認するための計器です。蒸気機関車は、常にボイラー内に水を蓄えておくことが重要で、万が一空焚きをしてしまうと、ボイラーが壊れてしまうなど、重大な事故が起こってしまいますが、水面計は、実際は外径14mmの細いガラス管で出来ており、下部は水、上部は蒸気で満たされ、その境目(水面)がちょうどボイラーの水面になります。きちんと水面が計れるよう左右2つ取り付けられ、また、万が一破損しても良いように、外側が保護枠(保護ガラス)で覆われ、水(蒸気)の飛び出し防止の弁もコック内に装備されています。
②内火室最高部表示板・・・ボイラーの空焚き防止のための確認板です。残念ながら黒く塗りつぶされていますが、実際は勾配での機関車の前後の傾きの目盛りが記されていて、①水面計の水量がこの目盛り未満なら、ボイラーが一部水で満たされていない(一部空焚き)状態となるため、ボイラーが全てちゃんと水で満たされているよう、機関助手は水面を常に確認します。


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