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【ATS装置】
ATSとは、「自動列車停止装置」のことを言いますが、初期の国鉄で使われていたATS-S方式という方式の受信機(①ATS車上子)が、D51688に搭載されています。例えば信号が赤の場合は、信号の600m手前の線路上に置かれたATS地上子より信号が送られて、①ATS車上子がそれをキャッチします。すると、車両のATS警報器から警告音が流れます。運転士は、約7秒以内にブレーキを「重なり」の位置にして確認ボタンを押すと、警告音はキンコンキンコンと、BZ21型警報器のチャイムの音に変わります。警報持続ボタンで、チャイムの音を解除します。もし、確認方法が間違っていたり、確認ボタンが押されていない場合は、非常ブレーキがかかるようになっています。この場合は、ブレーキを非常位置にして、解除ボタンを引っ張ります。ATS にはまた、2 つのATS 地上子の距離からスピードを割り出し、規定速度を超えた場合には、同じく警告音(または非常ブレーキ)をかけるものもあります。


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